居神浩「ノンエリート大学生に伝えるべきこと──「マージナル大学」の社会的意義」

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 「マージナル大学」の教員は(とても難しいことなのだが)研究者としての実存にこだわることなく,学生の「分からなさ」にとことんまで付き合うべきであろう。学生は教員が想像している以上に「分かっていない」。小学校,中学校,そして高校まで,その「分からなさ」が放置されていたとするならば,大学で何とかしなければならない。

 うーん、それは無理なんじゃないだろうか。少なくとも、そういう活動が現状あまり評価されない状況だし。大学教員の評価が研究を軸として行われている以上、現実的ではないのでは。
 よく考えると、基本的には研究の技術しか訓練されていない大学教員が、教育制度の矛盾を引き受けるのは理不尽な話だなとも思う。