福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ - 日本共産党福島県議団

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 何年も前から、危険性が指摘されていたにもかかわらず今回のような状態にいたったと言うのは、原発のフェイルセーフ設計そのものに疑念が持たれるわな。津波で全部の非常システムが停まって、冷却できなかったというのは非常に深刻なわけで。未曾有の災害なんて言い訳は通じない、予見され事態が引き起こされてしまったという。もう完全にスリーマイル超えてるしな。


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福島第一第二原発事故を予見していた共産党吉井英勝衆院議員(京大工学部原子核工学科卒)の2005-07の国会質問(その3)地震で電源が破壊され冷却システムが機能停止する危険を2006年に指摘するも、政府は「大丈夫」の一点張り マスコミも大スポンサー電力会社に「配慮」して今回起きた危険が指摘されていたのを総スルー(天漢日乗)


全国の原発計画、見直し相次ぐ 福島第一原発事故で
 まあ、いままではぶっ壊れても放射性物質は外に漏れないって話だったわけだしな。前提条件が変わってしまう。まあ、女川原発が問題なく停まっていることを考えると、新しいものにはそれなりの耐久性があるとは考えられるけど。失われた信頼感というのはあるわな。

浜岡原発遠州灘で歴史上、最も大きかったとされる1854年の安政東海地震(M8.4)を想定、M8.5以上の耐震性を確保しているというが、今回の東日本大震災のM9.0は想定外。静岡県は「前提が崩れた」(原子力安全対策課)とし、中部電力首脳も「今回の知見を6号機に生かす」と語った。

 津波堆積物や過去の地震の痕跡の研究をは積み上げられば、記録上の地震津波の最大の最大値では足りないことが分かるのではないか。過去にも、想定以上の災害というのは何度も起きてきたわけだし。態度が甘かったとしか言いようがないだろう。