「助かる方法は他になかったのか」全校児童の約8割を津波に流された大川小学校で保護者説明会

2r.ldblog.jp
 なんというかやり場のない気分なんだろうな。現場の教師もほぼ全滅だし。しかし、普段からの訓練や経路の検討のレベルが、大川小と釜石市で明暗を分けたな。実際、津波を考慮するなら川に向かうのは最悪手なわけで、避難計画作成の時に、なぜ問題にならなかったのか。
 釜石東中学校の、津波災害に対する訓練レベルの高さがすごい。日本最高レベルの訓練なんじゃ。ちゃんと自分たちで危険のレベルを評価して、避難場所の移動までしているくらいだし、なまじな大人よか、よっぽど訓練が行き届いている。あと、人間、やはり普段からやり慣れている行動しかできないんだな。だからこそ、防災訓練は重要なわけで。まねごとだけでも、動き方を体験していれば、とっさのときにその行動が生きる。


関連:
津波から児童生徒3000人全員を救った釜石の3つの秘訣

市教委とともに各地の津波浸水状況、避難経路を想定したハザードマップを作った。子供に登下校時の避難計画も立てさせ、基礎知識を刷り込んだ。しかしあえて「その想定を信じるな」と教えた。

釜石が繋いだ未来への希望:子ども犠牲者ゼロまでの軌跡