いろいろ目に付いた本

 書評やら本の広告で目に付いたものをメモ。

  • 『シリーズ日本のドキュメンタリー』岩波書店 2009-2010

 日本のドキュメンタリーを紹介するシリーズで、書籍が全5巻、各巻2500円ほど、DVDが各巻8800円ほどで全三巻。なかなかおもしろそうではあるが、120分のDVDが各巻3枚で計9枚と、全部見るには相当時間がかかりそうだ。→http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/0/0272160.html

シリーズ 日本のドキュメンタリー (全5巻) 第1回 第1巻 ドキュメンタリーの魅力

シリーズ 日本のドキュメンタリー (全5巻) 第1回 第1巻 ドキュメンタリーの魅力


  • 小林美佳『性犯罪被害とたたかうということ』朝日新聞出版 2010

 広告の「加害者の半数が顔見知りで、その30%が親族であること」という文句が目についたのでメモ。殺人もそうだが、人間関係がない対象に犯行を起こす気になれないのだろうな。むしろ、残りの半数が面識なしというのは、ずいぶん割合が高いなと感じる。

性犯罪被害とたたかうということ

性犯罪被害とたたかうということ


  • 李義則『陶磁器の道』

 日本と朝鮮半島の陶磁器のつながりを追ったもの。文禄・慶長の役朝鮮人陶工が多数日本に来たことはよく知られていることだが、「現在に至るまでの全体像を俯瞰する研究は珍しい」のだそうだ。

陶磁器の道―文禄・慶長の役と朝鮮陶工 (新幹社選書)

陶磁器の道―文禄・慶長の役と朝鮮陶工 (新幹社選書)


 旅行雑誌から見た昭和の旅の歴史。日本のツーリズムってのは、それこそ江戸時代にまでさかのぼるし、戦前にもなかなか豊饒だったんだよな。

昭和旅行誌―雑誌『旅』を読む

昭和旅行誌―雑誌『旅』を読む