「大人気ギョーザまんじゅう 89歳藤井さん(玉名市)手作り」『熊日新聞』11/1/13

 美味しそうだなと思ったのでメモ。冬の間だけか。来年まで忘れないようにしないと。


 玉名市の藤井ツルノさん(89)が手作りする季節限定のギョーザまんじゅうは、毎日約100個を完売し、県外からも注文が入る人気商品だ。元気の秘訣は「自然体でいること。せっかく生きとるから、人の邪魔にならんごつ」とツルノさん。「売れても売れなくても仕事として頑張っとります」と話している。
 午前4時半。ツルノさんは自宅に隣接する加工場で、次男の慶二さん(60)、妻重子さん(59)と作業開始。重子さんが前日に仕込んだギョーザの具を、小麦粉を練った皮で包んでいく。蒸し上がった表面に、ちょこんとニラを載せる。約5時間の立ち仕事だ。
 ツルノさんは1986年から、同市の朝市にヨモギ団子などを出してきた。地元の中華料理店で習ったギョーザは“十八番”。約20年前、余った具を見て「まんじゅうにしたら」と思い付いた。朝市に出すと、学生らが「おいしい」と喜んだ。
 キャベツではなく白菜を使うため、毎年11月-4月中旬のみ販売。白菜はもちろん、豚肉もごま油も玉名産。ふんわりした皮の甘みが、具のシャキッとした歯触りとシンプルな味付けを引き立てる。
 5個350円。和水町の菊水ロマン館など3ヵ所で購入できる。藤井さんTel 0968(74)4655。(飛松佐和子)