公共施設敷地内の石碑

熊本市立白川病院跡」碑

 市立図書館の隣、大江市民センターと大江校区公民館の境の植え込みにひっそりと建っている碑。写真でもわかる通り、植物に埋まって下半分は非常に見にくい状況。かき分けて読んでみたが、一番下の字は根っこに埋まっていて不明。多分こんな字だろうという想像で補っている。しかし、旧軍施設って、本当に便利に公共施設として利用されているな。




左面

建立 昭和六十二年五月吉日 熊本市



裏面

明治三十一年、九品寺の地に設立した市立熊本伝染病院(後に白川病院と改称)は
戦禍で焼失したあと、昭和二十一年十月より、この地にあった騎兵隊第六捜索連隊
兵舎を借用して伝染病の防疫活動を開始。昭和二十八年六月二十六日の白川大水害後
二十九年から三十一年にかけて同地に市立白川病院を建設、以来五十九年四月の閉院
に至るまで数々の伝染病流行に際し防波堤の使命を果たした。


熊本県立盲学校跡」

 こちらは県庁隣の熊本テルサ前の植え込みに立っているもの。何度も通っている道なのだが、石碑があるのを認識したのはつい先日のこと。普通に見落としていた。こちらも、植物に埋まっている。昭和三十年あたりの地図を見ると、ここに盲学校があって、向かいの現在県庁の駐車場の辺りに聾学校があったようだ。





右面

熊本県教育委員会
熊本県立熊本盲学校同窓会



左面

昭和四十七年十一月二十日


農林水産省蚕糸試験場九州支場創立の地 -1913-」

 県庁の敷地内にある石碑。写真はピンボケなので差し替え予定。蚕糸試験場の跡地が県庁になっている。