あざの耕平『東京レイヴンズ5:Days in nest2 & Girl Again』

 前半は短編集、後半は合宿話。まあ、学校を舞台にするなら、こういうイベントは必須ではあるわな。
 バカ虎の驚異の鈍感力と夏目さんの優柔不断さ。ついでに、鈴鹿の参入。あんだけ鈍感なのに意外ともてるな春虎… ゆるめの日常話だが、京子と天馬に協力を求めたり、塾長の未来の問題、春虎が北斗と夏目を結びつけるきっかけなど、いろいろと重要な展開が。
 しかし、短編の「コールド・メモリー・イン・ダーク」が笑った。

「――ふんぐるい、むぐるうなふ――くとぅるふ、るるいえ――いあ!いあ! にゃるらとてっぷ、つがー!」
 少女は頭から毛布を被り、生物の骨らしき棒状の何かを持って、未開の部族の儀式を思わせる不可思議な舞踏を踊っていた。その口からもれる奇声は、もはや人体に発声可能な音声とは信じられぬ声音だ。

 ちょwww夏目さんwwww、何呼び出してるんすかwwwww
 結局、呼ばれてなにが飛びてできたんだろうな…