川上稔『境界線上のホライゾン 2上下』

 結局、最初から読み直しているな。一冊1000ページ越えという、凶悪なボリュームが印象的な第二部。三河での戦いから、下関を回って英国へ。英国での交渉から、英国の傭兵としてアルマダ海戦を戦う。同時並行で、血塗れメアリの救出作戦。しかし、点蔵に彼女ができる展開は意外だった。つーか、男性キャラ陣に相方がいる率が意外に高いな。トーリに、シロジロに、ネジンバラに、東に。生徒会・総長連合内だと、ウルキアガくらいか。それに対し、女性キャラ陣は… あまりに濃すぎなんだろうけど。
 第二部の見どころとしては武蔵の宙返りかな。しかし、アルマダ海戦の経過なんかの細かいところは結構忘れているものだ。何度も読み返したならともかく、このシリーズ再読も大変だしな。