「里程元標跡」碑

 清爽園の南端にある。江戸時代熊本藩の街道の起点となった場所で、高札場もあったらしい。




横解説板(英文は省略)

里程元標跡
 熊本城内と城下町を結ぶ接点であった新一丁目御門
の前には、肥後(熊本)藩の種々の政令掲示する「札
の辻」と呼ばれる広場がありました。
 この「札の辻」が里程元標にあたり、ここを起点とし
て、豊前・豊後・薩摩・日向街道の里数が測られました。
その際に、一里、二里、三里…と進むごとに、街道の両
側に榎を植えてこれを里数木と称していました。
 現在でも、バス停や駅の名称に、「一里木」、「二里
木」、「三里木」などといった当時の呼称がそのまま使わ
れているところがあります。
 このモニュメントは、歴史街道の起点を保存し、後世
に伝えるものです。
     平成六年十一月
            熊本市長 田尻靖幹