『おとなの工作読本 NO.8』

 先日の熊大図書館の特殊資料展で、民家の平面図をみてから、ちょっと民家の模型について興味をもって、ストラクチャーなんかで建物を作る鉄道模型についての本をちょこちょこと借りている。本書は、タイトルの如く、昔から工作が好きだった人向けのグレードアップバージョンみたいな本。昭和30年代の『模型とラジオ』の製作記事の復刻などが収録されている。本書は鉄道模型の特集号。他にラジオなんかの電子工作系などが主のようだ。紹介されている物の値段が結構すごい。鉄道模型って、結構高いんだなあ。私自身は、動く模型にほとんど興味がない。というか目先のテーマとは関係なく借りてきてしまった。
 紹介されている記事としては、鉄道模型向けの金属加工や工作機械の紹介などが興味深かった。模型用工作機械については、ベルメックスと寿貿易が紹介されているが、前者では超小型フライス盤や小型旋盤が6万から12万、後者では調整済みで20万以下位の値段で紹介されている。意外と安いのだなと思った。まあ、他にもいろいろかかるんだろうけど。
 あとは大人げないゴム銃の紹介も面白かったな。半自動とか、自動式のゴム銃とか、すごすぎる。→ゴム銃のオッグクラフト
 連載の「夢見る科学の時代」は、湯浅篤志『夢見る趣味の大正時代』として本にまとめられている。


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