『江頭剛の建物模型工作:Nゲージ建築施工入門』

江頭剛の建物模型工作―Nゲージ建築施工入門 (NEKO MOOK 1364 RM MODELS ARCHIVE)

江頭剛の建物模型工作―Nゲージ建築施工入門 (NEKO MOOK 1364 RM MODELS ARCHIVE)

 なんか読むのにずいぶん時間がかかったな。アイマス系のラジオを聞いていたりと、読書に割く時間が減っていたとは言え、一週間もかかるとは。
 Nゲージ鉄道模型レイアウト用の建物について入門的な解説。市販のストラクチャーの塗り替えや自作など。1/150だと、ずいぶん小さなスケールだけど、ガンプラ食玩なんかの1/144スケールのプラモデルとは合わせられそう。
 レイアウトの構成部分としての建物であるから、一つあたりにあまり手間をかけないということはあるのだろうけど、微妙に違和感を感じる部分も。板壁にはグラデーションをかけていても、瓦屋根はべた塗りっぽいとか、ちぐはぐな感じが結構ある。経年劣化の表現に一貫性がないというか。全体にウォッシングすればいいのにとか、スケールモデルに慣れていると感じるのだが。特に煉瓦の建物には、薄いグレーで目地の表現は必須だと思うのだが… どうも、写真で見ると、大きさが実感できないせいもあるのだろうけど。
 実際の建物の写真も豊富に収録されていて、非常に便利な入門書ではあると思う。