メモ〜川と堤防の話

http://d.hatena.ne.jp/matsuiism/20111206/p1 堤防によって早く流す思想が徹底すればするほど、豪雨時の流量が上がり、水害の被害が大きくなっていったというパラドックス。水が最終的に海に流れ下る全体を見ていないという点では、原発の格納容器は頑丈にできているから安全ですというかつての宣伝と軌を一にするな。システムとして、全体のふるまいを考えてなかったという点で。河川に流れ込むまでもきっちり考える必要があったわけだ。

 つまり洪水を川に集め、一気に海へ走らせるためのさまざまな障害を取り除いてやることは、それだけ中下流部での洪水流量を増大させることだったのである。それは川の負担を増大させることであり、コンクリートで嵩上げした堤防をもおびやかすことであった。



 こちらも興味深い。歴史と自然