アイドルマスター 第22話「聖夜の夜に」


 次回がなんか大事件らしいけど、それを匂わせるような、微妙に息苦しい展開。最終的にクリスマスパーティでみんな集合できて、幸せだったからこそ、忍び寄る影が見えるというか。
 みな忙しくなって、集まって話すのも難しくなりつつある状況。ついでに、いままで765プロアイドルのけん引役だった春香さんが、今度は美希や千早に追い越されていく状況。21話のラストでの会話に見られるように、現状、抽象的なアイドルという概念しか持たない春香に対して、美希のキラキラしたいや千早の歌で幸せをといった具体的なアイドル像を確立している。そのあたりがテーマになるんだろうな。ラスト近くの、美希のシャイニングアイドル新人賞の受賞と春香が結局プロデューサーに渡せなかったプレゼントの財布が、まさに象徴的な感じだ。
 しかし、千早の表情が柔らかくなったなあというのと、ものすごい勢いで仕事をとってくるプロデューサーの見違えるような敏腕ぶりが、変化を感じさせる。