本が捨てられていくのを見るのはつらい - 非国民通信

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そして問題のスキャン代行業者の場合ですが、実際に開業してみたところ、全く予想していなかった客層からの注文も多くて驚かされたそうです。それはすなわち、「目が不自由なお客様からの注文も多かった」とのこと。書籍をPCに取り込んで、音声読み上げソフトと組み合わせて利用する人も多かったようです。これまで視覚障害者のニーズに対応できていなかったことを出版業界は反省材料とすべきでしょうね。

 翻って私はといえば、本が捨てられないため日に日に部屋を圧迫されています。本棚と段ボールの山によって居住空間は浸食され、どうあっても人を呼べるはずもない部屋と化してしまいました。しかし、本を買うぐらいの収入はあっても車や家を買う収入はありません。広い部屋に引っ越すだけのお金もありません。この結果、「置き場所に困るから」みたいな理由で本の購入を抑えているのが近年です。ゆえに代行業者へ頼んで書籍を電子化してもらう、というのは私にとっても一定の魅力ある選択肢です。それで著作権者が割を食うというのなら、出版社側がもっと主体的に電子化のニーズに応えてよ、と思うわけです。

 コメント欄の絶版で本が入手しにくくなる話まで含めて同感。いや、本当にスペースを圧迫するからなあ。まあ、電子データも安全性で信用し難いところがあるけど。自宅が火災にあう可能性よりも、雷でHDが吹っ飛ぶ可能性のほうがよっぽど高いわけだし。