出版状況クロニクル44(2011年12月1日?12月31日) - 出版・読書メモランダム

odamitsuo.hatenablog.com
 中小書店の消滅とそれと並行する売り上げの減少。売り場が減った分、全体の売り上げが減少している状況。雑誌を読むという習慣の消滅。書籍と比べて、雑誌の現象が顕著だな。あとは取次の売上減少や小説誌の転換。

コミックとライトノベルの隆盛は、これらの小説雑誌とリンクしておらず、近年の売れ行き部数の凋落も伝えられて久しい。休刊にならないにしても、『問題小説』的リニューアルもこれから起きてくるだろう

 ライトノベル雑誌も売り上げ減少に苦しんで、休刊や隔月刊化なんかしているわけだが。マンガも含めて雑誌で連載を読むという習慣そのものがなくなっているのかもな。私自身、ラノベ誌を買わなくなって久しいし。


 あとは、電子書籍と図書館。一部作家や出版社を中心に図書館を制限しようとする動きがあるけど、知的社会基盤を考えると無償原則は重要だよなあ。