2次創作がコンテンツの寿命を延ばす──角川会長と川上会長が話す、ネット時代の電子書籍 (1/3) - ITmedia ニュース

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 確かに、二次創作されることによって、作品が新たに生まれ変わる側面はあるよな。写本で伝承されてきた古典文学なんかは、書きうつされる度に少しずつ、写す側の好みで改変される。口頭で伝承されてきた神話も、再話されることで新たな生命を与えられ、その過程で少なからず改変を受ける。そうやって、再創作され続けたからこそ、いまに伝わる。「作品」のライフサイクルを考えるときに、その観点は重要だし、現行の著作権法にはその観点が決定的に欠けているんだよな。
 著作物を「個人の創造物」とする考え方自体が実情に合っていないというか。個人で作ったものでも時代やその場の影響は受けるものだし、逆に集団で作る著作物、映画・テレビ番組・アニメ・ゲームなんかにもちゃんと適応できていないように思う。


 あとはプラットフォーマーの長期的利益と短期的利益の話や自主規制の問題など。ダイレクトに反応が来るって事は、作者に愉快ではない意見も入ってくることだしな。まして、ネットだと放言のコストも下がっているわけで。