古橋秀之『サムライ・レンズマン』

サムライ・レンズマン (徳間デュアル文庫)

サムライ・レンズマン (徳間デュアル文庫)

 本棚の整理で発掘された本、再読中第6弾。
 改めて読むと、やっぱり面白いなあ。レンズマンな世界に、アメリカ人が勘違いした風なサムライがレンズマンとなって活躍する。ものすごくしっくりきているのが。キャットとビルのモーガン姉弟を中心に据えたのが効いているな。クザクのエイリアンっぽさが強調されるというか。デイルズとクザクの敵対関係や超兵器インフレーションに、キニスン・ウォーゼル・トレゴンシーらの本編主要メンバーも出てきて楽しい。あと、うっとうしい正義と文明進歩史観もしっかり再現されているのが。
 レンズマン本篇も再読したいが、あれって読みにくい。あと、買うとけっこう高いというのも…