『クルマが鉄道を滅ぼした』の誤りを指摘するサイト

○「スネル報告書」を読むアメリカ旅客鉄道史+α内)
 うーん、読解がおかしいような。あの本の趣旨は、GMを中心とするビッグスリーの独占の弊害なわけで。鉄道の衰退に手を貸したのも、自己の利益の拡張の過程で、特に意図して鉄道を潰したとは言っていないように思うのだが。どこかで、陰謀をたくらんでいたわけではないと予防線を張っていた記憶がある。このあたり、訳者・解説者も、GMの意図を過大に評価している節があるように思う。とりあえず、鉄道の部分については、相当いい加減であるというのは良く分かった。というか、全体に相当怪しい雰囲気はあるわな… 別ページに紹介されている文献をメモ。
→西村弘『クルマ社会アメリカの模索』白桃書房、1998asin:4561711201


パシフィック電鉄Wikipedia
 パシフィック電鉄が高規格化が進まず、バスや自家用車に対して競争力がなかった状況。あるいは大恐慌での打撃など。GMが手を出すまでもなく、ダメダメだったという。