中無田熊野座神社の石造物



「御社殿修復記念」碑




正面

御社殿修復記念



下銘板

 地域の氏神として○○○
尊崇を集め中無田○○
と共に栄えて来た当○○
も鶯川改修工事○○○○
って境内割譲のやむなき
に至り氏子一同合議の○
此○補償費をもって基金
として即位奉祝記念行事
と併せて屋根銅板張り替
え並びに社殿の修復を行
い貴重な遺産を後世に残
す為記念碑を設立する。
  平成二年七月着工
  平成三年六月成就


元文二年の石灯籠

 たぶん元文でいいんだよね、元丈とかいう年号はないよね… 用語が分からないぜ。

元文丁己暦
奉寄進 下産子中
八月十九日


玉垣

 陸軍大演習記念とか、御大典記念とか、そういう名目での石造物建立は結構多いな。国家神道と地域みたいなテーマは、最近いくつかあるようだが…




奉献
昭和三年十一月

奉献
御大礼記


「三百五十年祭記念」碑




正面

三百五十年祭記念



左面

昭和三十七年十月十五日建立



右面

氏子中


大正元年大洪水記念樹」碑

 このあたり低地だから水害とは縁がきれなかったんだろうな。その中でも大正元年の洪水は高かったようだ。社殿も水につかったとか。


この銀杏樹は大正元年八月の
大洪水の砌り水勢甚だしく濁
流は境内を満々と浸し舟にて
○殿を周遊せりこの大自然

猛威を記念して田島久次郎
山本藤太郎の両名にて植樹せ
しものなり 後年毎々大出水
あれども此の時の洪水に及

ぶもの昭和の今日に至るまで
遂に見ることなし
昭和四十七年八月建之山本藤太郎