環境因子はタブーか - geopoliticsさんの日記(無回転思考)

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 いろいろと文献が紹介されているのでメモ。
 まあ、特定の悪役を作って、それを非難するほうが楽ではあるわな。環境を変えていくとすれば、人々の認識を変えていく作業とか、そのための費用なんかが高くつくだろうし。さらに、遺伝的因子は本物のタブーだろうし。
 店員なんかのサービス業でも、それなりに学歴があった方がいいんじゃないだろうか。身体的規律化みたいな側面で。

ちなみに学校間格差というより中身=生徒の格差が問題で、進学校も先生ではなく生徒の入学時の質でほぼ決まります。つまり学校は通過するだけで本質的には影響がありません(だそうです)。もちろん良い友達や多感な青春時代を過ごす場というすばらしい機能はありますけど。だから学校間の競争を煽っても問題は絶対に解決しないどころかより悪化することが目に見えています。予算の上限が決まっているのでその上を行くとはありません。なぜかというと社会的経済的要因を取り除くと子供の学力格差はほとんど無いからです(全体の傾向として無いそうです)。つまり学校をマクロ視点でみると現時点で最高の状態であり、これ以上は戦力投入(お金)をしない限り現実は変わらないと言うことです。断定調で書きましたが、学術的には差がないとか有効性を確認できないなど回りくどい言い方になると思います。

 まあ、そうだろうなあ。中学校あたりまでは、地域環境で格差が出るのだろうな。