こちらも同じくピンボケ気味。どちらに神社も、谷を見下ろす尾根の上に建っている。元は避難所でもあったのかもしれないし、水を支配するみたいな感じなのかね。おかげで、森の中で暗いのなんのって。
この神社の狛犬は境内の西門と南門の二対。どちらも昭和三年に「御大典記念」で設置されたもの。同時期に二つ整備されるのは珍しいな。この御大典記念に、昭和6年ごろの陸軍特別大演習、皇紀2600年の3イベントを機会に整備された神社は多いという印象。
西側の狛犬
独特なデザインの狛犬。熊本型の範疇からは外れているような感じ。複雑にわかれた尻尾は熊本市内ではちょっと見かけない感じだな。かっちょいい。台座下段の寄附者名簿は略。
昭和三年十一月 御大典記念
下宇留毛氏子中
南側の狛犬
南側の狛犬はコマヤンこと岡崎型に見える。昭和3年ということで、熊本市内では早い事例になるだろう。笑っているような顔をしているな。あと、尻尾手抜きすぎじゃね。
碑文を見ると、こちらは個人での設置なのだろうか。
御大典記念
昭和三年十一月
勝木芳太郎
勝木健吾