非正規雇用社員の老後は「生活保護」以下に:日経ビジネスオンライン

http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20120807/235406/ 現状の年金制度って、老後の貧富の格差を拡大するんだよな。正直、基礎年金って、生活できるレベルではないし。実際、どうするんだろうな。第二次ベビーブーマーが年を取る頃にはどんな惨状になることやら。今から展開が見えているのに、誰も対策を取ろうとしない。まあ、大日本帝国時代から、得意技は棄民政策だから、なんか無惨なことをやるんだろうな。
 後半は90年代以降の金持ち優遇政策法人税の税収が1/3に、所得税の税収が2/3に減少しているのが唖然とするな。それだけ減らして、財政再建と称して消費税をガンガン上げるってのが。最高税率も下げまくりだし。

武田:それと、日本はまだほかの国に比べたらましと思っているかもしれませんが、非正規雇用の待遇は、ほかの先進諸国に比べれば非常に遅れています。正確な数字は覚えていませんが、ほとんどの先進国で、同じ仕事をする場合、正規雇用の給料を100とすれば、非正規雇用の給料は50を超えている。日本の場合は30とかその辺ですし、社会保障などの待遇も非常に悪い。その上で非正規雇用の割合が高いです。

武田:はい。だから、何故そんなふうにしたのか、聞きたいですね。多分、竹中さんの時代にやったことが多いと思います。──彼がやったのかどうか分からないですが、何を目指したのか。アメリカを目指したのか。アメリカを目指しても、アメリカの雇用の厳しく守られている部分はしょってしまって、企業に有利な部分だけ取り入れている。結局、それがこれからの社会保障費の増大にもつながっていくわけですから。とにかく一番大きな問題です。