「お金」に悩みながら、生きる意味を探る 生活保護に支えられて暮らす精神障害者の日常|生活保護のリアル みわよしこ|ダイヤモンド・オンライン

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 精神障害者のお金の事情。ここで紹介される人は生活保護を受けて、一通りの生活は営める状況。しかし、余裕がない。何かあったときに行き詰ること必定というか。まして、心身ともに、言うことをきかないわけでなあ。ところで、この「サンネット青森」は、利用者からお金を払ってもらっているのか、作業に給与を払っているのかが気になる。やはり「稼げない」というのが、一つのネックだしな。

 生物学者・長谷川英祐氏は、アリの社会の「働かない働きアリ」に着目し、研究を行った。長谷川氏の著書「働かないアリに意義がある(メディアファクトリー)」によると、

「誰もが疲れる以上、働かないものを常に含む非効率的なシステムでこそ、長期的な存続が可能になり」

 だから、働かない働きアリを含む社会が、アリたちに選択されてきたという。

 そうなんだよな。環境変化もある以上、あまり「効率の良い」社会ってのは、持続可能性に欠けるんだけどな。全員過労死寸前まで働くってのは、社会全体で可能なことではないんだが、一部ブラック企業の常識を社会全体に広げようって動きがな。

病名は統合失調症。3年ほど前、アスペルガー症候群でもあることが判明した。だから、通院だけでも忙しい。精神疾患では、2週間に1度、精神科病院に通う。それと別に、青森県発達障害者支援センタにも通う。だから、現在、生活保護制度の改定案として検討されている「医療費はいったん自己負担分を立て替え払いする」が実現されたら、「すごく困る」そうだ。

 医療費は結構高くつくから、自己負担分を建て替えってのは、即死のダメージだよなあ。一方で、医療費がかからないからとコンビニ受診をする人間もいるわけで、難しい問題だな。