重富菅原神社の石造物

 田井島とか、重富、所島って、熊本市内の集落の中でも古くから出てくる集落なんだよな。古代の文献にもそれらしい名前が出てくるとか。重富も、荘園の「名」の名前っぽい。なんかいわくありげな石造物がいくつか。


石造物

 何かよく分からないけど、近世にはさかのぼりそうなもの。こういうのはなに塔って言うんだっけか。



「菅原神社拝殿修理工事記念碑」

 まあ、見ての通りの石碑。「昭和六拾年五月吉日」とある。例によって寄附者名は省略。


「慰霊碑」

 ここにも戦没者の慰霊碑があり。昭和60年あたりに競って建てたような感じが。裏面に戦没者名簿があるが、反射が酷くて読みにくいので省略。他の人名も例によって省略。しかし、ここでもブーゲンビルとフィリピンでの戦没者が多いな。



台座

建立の記
昭和二十年八月十五日終戦の昭
勅を拝し爾来四十有余年国民の
困窮耐乏の努力の結晶が今や世
界の経済大国にまで発展するに
至った。然しその陰に全国で二百
五十万我が重富で二十有余名の
若い命が犠牲になったことを同
じ町民として忘れることは出来
ない茲に戦友同志相計り町民一
同に呼びかけ菅原神社の庭に慰
霊の碑を建立し永久に敬仰の場
として恒久の平和を乞い願う遺
芳千秋○えられんことを。