【若手記者が行く】科学取材…専門用語飛び交い理解不能の世界、頭が真っ白に(1/4ページ) - MSN産経west

http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/121030/wlf12103009110001-n1.htm
 「凡人のプロ」ねえ。それって実はとてつもなく難しいことのような気がする。
 確かに、知識が付くと知識がない状態を思い出せなくなる。結果として、知識がない人に適した説明ができなくなるってことはある。でも、知識がないと、間違ったことにも気付かないというのが難しい。知らないまま、間違った知識を「信頼性のある情報」として発信してしまう可能性がある。そこが専門家と一般人を介在する難しさなんだよな。
 ただ、ジャーナリストの専門性、あるいは「凡人のプロ」という立場に立つなら、ちゃんとした知識を持ったうえでそれを翻訳する能力が、個人ではなくとも、会社全体で必要なのではないだろうか。この記事の問題点は、記者の知識云々ではなく、会社全体として知識の欠如を是としているような社風が読み取れるのが問題なのだと思う。まあ、産経はだからトンデモを振りまいちゃうんだろうけど。
 そもそも、ある程度知識を持っちゃうと、見当違いの質問をしてくる人間って、うんざりするものだし、本当に大事なことは教えてくれなかったりするからなあ。あとは、情報を発信する人間に好きなように操られてしまう危険性もあるしな。一報道機関レベルでは、ちゃんとした知識の蓄積と分析の能力は必要だと思う。まあ、日本のマスコミ全体が、その点では落第点って感じなのだが。