植民地朝鮮におけるGDPと識字率に関する若干の考察 - 誰かの妄想・はてな版

scopedog.hatenablog.com
 現代の倫理感からして植民地支配が悪であるってことと、当時の日本の朝鮮半島統治の質の問題は分けて考える必要があるんだよな。まあ、分けて考えることが難しい。
 現在の知識では李氏の朝鮮王朝の統治能力は、日本の植民地統治のレベルに劣ると思っている。けど、日本が朝鮮半島を支配することによって、朝鮮半島の住民が自主的に歴史を動かすことをできなくし、捻じ曲げてしまったことも確かなんだよな。「民族」のプライドと自主性を破壊してしまったというか。一方で、「民族」というものの虚構性と、「朝鮮民族」なる枠組がいつ成立したかを考えだすと、さらに訳分からなくなるのだが。そもそも、「朝鮮民族」とか「日本民族」なるものが、国家の枠組みとして適当なのかも疑問符が付いてしまうし、そうなると政治単位を徹底的に細分化するべしという議論になっちゃうし。
 識字率の上昇って議論が信用できるものではないという話。