科挙について - Togetter

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領主の次男以降の扱いと「ウラマー」について
開拓する武士たち
 まあ、聖職者と学者ってのが洋の東西を問わず、一般的だろうな。長子相続が制度化されていないところでは、泥沼の争いになったりするわけだが。遊牧民とか東南アジアとか。イスラム圏でも、長子相続が制度化されていない感じだよなあ。だから、兄弟間で争いが多い。
 しかし、イスラムの「ウラマー」って分かりにくい概念ではある。聖職者的であると同時に、法律家で役人的な仕事もする人って感じだしな。イスラムで専業宗教者らしいといえば、スーフィーの行者なんじゃないかね。
 あと、「農民的武士像」はさすがにアレだと思う。基本、前近代の人々って、多角経営だしなあ。流通や運送、商業、手工業も組織し得て、初めて地域でそれなりの影響力を持てるのではないかと。もちろん、いろいろなレイヤーがあったと思うけど。まあ、近世初期の大規模河川改修はすごく異質だったと思うけど、平安末の荘園とか、中世の武士もそれなりの規模の土木工事を組織しているしなあ。徴税請負の重層って観点から見る視点も重要だと思うが。