生物圏進化史(11/15)-古気候学- Togetter

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 どっかの大学の授業のツイートらしい。深海の海水温の変化と生物の適応。おもしろそうだな。
 中生代には高緯度まで氷床は存在しなかった。これは火山活動によるCO2濃度と海水が深層まで温暖であったため。ジュラ紀には大陸がC型に位置していて(テチス海?)、その中にある海水は蒸発によって重い元素が残り比重が増大、深層に沈み地球全体に広がっていた。その後、南極が他大陸から孤立すると、日当たりの悪い大陸がクーラーとなり、温かい深層海流による蒸気を冷やして大陸に水を固定。寒冷海流を形成した。
 この寒冷海流の形成がクジラ類の進化に影響を及ぼした。寒流と暖流の接触点にオキアミなどの餌がとなるプランクトンが大量に繁殖。それに依存することでクジラ類は沖合に生息域を拡大。沿岸部のニッチが空白部となり、そこに鳥類が進出。ペンギンなどが繁栄するようになったという話。
 このあたりの生物の進化と環境の相互作用っておもしろい。