「八代商業学校之址」碑

 八代市役所の敷地に南に立っている記念碑。今の秀岳館高校の前身のようだ。しかし、市立から私立になっているのだな。




右側

 市立八代商業学校は大正十二年代陽実業補習学校として
開校され「教育実践の美風を涵養し質実剛健の校風を鼓舞する」の
教育理念のもと二千二百六名の有為な若者を世に送った。
 この間幾多の変遷と苦難を経て新しい実学の伝統を築きあげて
いったが遺憾ながら昭和二十二年戦後の教育改革によって閉校の
やむなきに至った。
 ここに往時を偲び業績を後世に顕彰するため市制施行五十周年を
契機にこの碑を建立する。
   平成二年九月
          市立八代商業学校同窓生一同



左側

   学校沿革
大正12年4月1日 八代町立代陽実業補習学校として代陽小
        学校に併設開校
昭和2年7月20日 学則を変更し校名を八代商業実習学校と改称
        代陽女子実務学校を併合男女共学となる
昭和4年4月1日  松江城町に校舎移転
昭和10年9月1日 学則を変更し熊本県八代商業学校と改称
昭和15年9月1日 八代市制施行せられ市立商業学校となる
昭和19年4月1日 戦時非常処置により女子商業学校に転換
昭和22年3月   学制改革により生徒募集中止一時閉校となる
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昭和26年4月1日 八代商業専修学校創立 以後校名を
        八代第一高等学校に変更し現在に至る