テルシオのパイク兵に関する調書を読んだ:槍と銃剣

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 へえ。火薬の引火で部隊が全滅する可能性があったから、かなり疎らな隊形をとっていたとか、戦場の主役は槍だったとか。槍兵に守られて、初めて銃兵は火力を発揮できたとか。なんか、テルシオのイメージが変わるなあ。絵なんかを見るともっと詰めた隊形をとっていると思っていた。
 16世紀には槍が主役だった状況から、17世紀を通じて銃兵の比重が増していく状況とか、火力が強化されるにつれ騎兵に脆弱になっていく状況も興味深い。あと、「教練」の重要性は、マクニールも指摘していたな。