「中学校にラノベを導入するべきか?」という話 | 針の筵

「中学校にラノベを導入するべきか?」という話tshikimi.wordpress.com

ちくま・学芸・岩波・平凡社・河出・講談社学術文庫などのいわゆる「教養文庫」の類を仮定する

 そのあたりは中学生には読めないだろう。高校生でも厳しそう。講談社学術文庫なんかは純然たる学術書だし、確実にオーバースペックだと思うが。「知的体系」にアクセスするにしても、ワンクッションは必要だろう。特に中学段階では。高校の図書館に岩波文庫が並んでいても違和感がないというか、実際並んでいたけど。私自身が、岩波はほとんど読んでいないしな。
 むしろ、ラノベよりも、「児童文学」を入れろという話になりそうな気がする。最近は、角川のつばさ文庫みたいな、ラノベ的な児童文学もあるし。あと、ライトノベルを中学校の図書館に導入する「公共性」としては、子供を読書世界に誘う入口という位置付けで十分だと思うが。