手取天満宮の石碑

 本日行った手取天満宮の石碑。中心街の裏手にある神社。駐輪場からすぐ近くなのが良い。「愛国的な」石碑が目立つ。主だったものを。


句碑

 何やら神を讃える短歌が彫ってあるらしい。紙に書いてあっても読むのに苦労するくずし字が、こうやって石に彫ってある状況では完全に分からない。謹書者だけ。よく考えると、社務所に人がいる時期なんだし、聞いてみればよかったな(コミュ障)。


神詠 従五位男爵菅原信雅謹書


「御大典記念道路舗装記念之碑」

 表題の通り、昭和天皇の即位儀礼記念を名目に舗装工事を行ったことを記念して建てられた石碑。安巳橋通町って結構離れているけど、開発で移設されたか何かだろうか。例によって、関係者氏名は省略。読みにくいし。



裏面

昭和三年十月吉辰建設
       安巳橋通町


「純忠」碑

 昭和17年設置の碑で、時局柄勇ましい文章が彫られている。漢文は良く分からないけどニュアンス的に。まあ、この時期に石碑を建てる金と資源があったものだ。徳富蘇峰の文章。菅原正敬と言うのはペンネームだそうだ。印まで彫られている。



正面上段

純忠
 菅正敬(印)



正面下段

儒林出大器抜擢躋台司感激恩遇
厚不顧身安危一朝罹讒構呑冤謫
西涯傷時仰蒼碧愛君向日葵祠堂
遍天下純忠百世師
    蘇峰菅原正敬頽齢八十(印)



裏面

昭和十七年十月吉日
   奉献者 浩堂上村 啓
        石匠 松尾徳市