上の石碑の奥にある石碑。同様に谷村計介を顕彰する石碑。大正13年に従五位を追贈された際に建てられたもの。どうして、この時期にそういう動きがあったのか不思議な話だな。結局、本人はその後、田原坂で戦死しているわけだし、扱い酷いなあと言う感じ。
あと、下の碑文の翻刻は信用しないこと。漢文+旧字+石碑ということで、どこまで正確に読めているのやら。何となく言っていることは分かるが、読み方はさっぱりだな。
孤城陥于重囲敵軍猖獗我勢日蹙雖援軍外至奈声息無相通何有一人焉
挺身潜出冐千危排万難遂達于援軍本営以果緊要使命是既足矣尚不自
将矢期援敵塁奮戦竟斃明治丁丑役伍長谷村計介君所為即是爾其功其
烈可以尚乎哉益君有而智故事不敗露堅且忍故克耐苦楚純忠無求故死
而不悔鳴呼可謂真大夫矣大正十三年春追贈従五位一下士而忝此命栄
極矣山下君宇太郎檄于有志為建斯碑庶長使後生子弟観感興起也
元帥陸軍大将伯爵奥 保 鞏篆額
徳富猪一郎撰
陸軍中将鋳方徳 蔵書
