尾木ママこと尾木直樹氏と宮台真司氏の大阪市立桜宮高校体罰事件についてのコメントが鋭い。 - 関心空間

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 まあ、確かに桜宮高校の体育科の暴力体質は骨がらみっぽいし、解体そのものは、方向性はありだと思う。橋下の問題は、その対応が拙速に過ぎることと、結局表面だけ改革したっぽいで終わってしまいそうな態度だと思う。調査と改革の方向性を定めるには、それなりに時間がかかるわけだし。正直、橋下は審議会なんかの制度の利用の仕方を知らないんだなといった印象。そういう点では、石原の方が制度の使い方は上手だよな。というか、実際には実務にはあんまり手を出していないんだろうけど。
 そもそも、全教員異動って、言うのは容易いけど、実際にはものすごく難しそうだよなあ。そもそも、暴力学校出身の教師を押しつけられる、他の学校の生徒が迷惑だろう。最初の一手は管理職のすげ替えと10年以上在籍の教師の異動あたりなんじゃなかろうか。組織の体質を変えるって、それなりの時間をかけてその常識を変えていく営みなわけで、なんか橋下も尾木も宮台も、速効性を求めすぎなんじゃないのかと感じる。ロジックだけで動くものではないだろう。人のやりくりとかもあるんだし。
 正直、橋下も学校側も、どっちも筋が通っていない。