柳実冬貴『対魔導学園35試験小隊:3.錬金術師二人』

 新刊制圧。枕元の積読山のうち、ラノベ山の標高を低くするのが、直近の作戦目標。新書山の方は絶賛停滞中。
 三巻は、小隊に所属する鍛冶師志望の杉波斑鳩をフューチャー。今までほとんど見せ場のなかったキャラに焦点を当てている。錬金術師の企業アルケミスト社で作られた「作られた天才」の一人でありながら、同社から脱出した斑鳩。そして、姉妹であり、社内に残った伊砂。二人の関係を軸に。斑鳩の意外な戦闘力とか、今回タケルがあんまりボロボロにならなかったなとか。で、次はうさぎが中心か。
 しかし、理事長の颯月が一番の悪役だよなあ。裏で人を利用するようなやり口が。ホーンテッドがまだ、まっすぐに見えるような。