立命館大学の細井浩一教授によって語られる「日本におけるゲーム保存活動の現状」 / GameBusiness.jp

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 日本ではまとまった形の保存運動が行われていないという話。「ゲームの保存」をどこまでの範囲行うかの難しさ。ゲーム会社の開発資料などをどう扱うかなど。

そして、ポイントは現物保存でもエミュレータ保存でも取りこぼすものは何か、という点に。細井教授は、それは「ゲームの遊び方」の保存、つまりゲームのプレイそのものを保存するということだと言います。これを解決したのは、ゲームプレイの全体を保存するというアイデアでした。これはゲームのプレイ画面、ユーザーが画面に向かって実際にゲームをプレイしている様子の動画、コントローラーの情報の三つをパッケージにして保存するというアイデアで、ゲームの「遊ばれ方」を保存することに成功しています。

 これは確かに大事だよなあ。文化・民俗としての家庭用ゲーム機。どのようにして遊んでいたかとか、「誰と」遊んでいたかなんかの情報をどう収集・継承していくか。ファミコンカセットが認識しないときに、カセットの入口を息で吹くとかも当てはまるのかな。なんか、実際には良くないらしいけど。