MediaNet≫No.17 2010≫福沢諭吉著作等の版木について―その現状と来歴―

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 明治の初期に、福沢が自著の流通のために出版業をてがけた際の版木の一部が残されていたという。全部で2200枚程度とか。
 明治15年の時事新報創刊以降は出版事業は他者に任せたが、その際に摩耗して使い物にならなくなった版木を内装材などに再利用するために手元に残した。そのうち戦災などで焼失しなかった分が、現在調査されているようだ。ある意味では、紙背文書みたいな性格のものだな。そこから、存在だけしかわからない文献とか福沢諭吉と関係なさそうな書物の存在が明らかになると。
 明治15年時点で使用可能なものは、明治21年に焼失したそうだ。


 しかし、「数十年分の埃が舞う中での連日の作業により,体調不良となる者も出た」って、私もハウスダストのアレルギーがあるから一発で鼻をやられそうだな。つーか、触りたくない…