「英霊之碑」

 託麻西小学校の敷地の南東隅に設置されている石碑。第二次世界大戦での戦没者を慰霊する碑。祭壇に海軍と陸軍のマークが彫られていたり、玉垣が砲弾型となんか凝っている。旧広畑村の戦死者全部を慰霊するものなのかね。
 台座の戦死者名と世話人は例によって省略。






石碑正面

英霊之碑


   熊本県遺族連合会会長
衆議院議員 石坂 繁 謹書



石碑裏面

昭和三十三年四月八日建設 西地区遺族会



台座正面

支那事変より太平洋戦
争へと発展した先きの
大戦は実に我が日本存
亡の戦であった而して
七十有余の諸士は召に
応じ身を挺して勇躍征
途に上り或は朔北の荒
野に或は南海の孤島に
将た又荒海に力戦奮闘
遂に貴き一命を祖国に
捧げ異域の土と化せら
れたのでらる洵に痛惜
哀悼に堪えないものが
ある不幸戦利あらず日
本は敗戦の悲運に陥っ
たけれども諸士の功績
は偉大にして不滅後人
をして感憤興起せしむ
るものがある茲に諸士
が忘れ難い郷土の人々
相図り諸士の英霊を慰
めその功績を後毘に伝
へんとして此の碑を建
つ忠魂希くは永へに安
らかにして祖国の再建
と人類の平和を守られ
んことを
昭和三十三年四月八日
熊本県遺族連合会長
 衆議院議員
  石坂 繁