荻原規子『RDG5 レッドデータガール:学園の一番長い日』

 いよいよ、学園祭本番。真響と高柳の対決が頂点に達するとき。陰陽師側は着々と準備を整えていて。しかし、忍者対陰陽師の対決って、燃えるな。
 展開としては徐々に泉水子への注目が増していく状況。さらに、泉水子が一旦呪術的に籠絡されるが、それに気付き、破る過程で、隠されていた力が露わになる。「世界遺産候補」になるわけだが、最終的にどう納めるのか。あと、宗田姉弟が何を考えて、世界遺産候補の競争に参加しているかも明らかに。
 全てのものをコントロールしようとする現代文明のあり方へのアンチテーゼというテーマは、ファンタジーとしては分かりやすいな。同時に、人間には巨大な自然というものを扱いかねるというのも事実だろうし。影響を与えることはできるが、全体を都合のよいように制御することは無理だろうな。


 しかし、スニーカー一巻が出たタイミングからの一気読みをやっただけに、出ているレーベルの混成ぶりがひどい。一巻(スニーカー)→二巻(角川文庫)→三巻(角川文庫)→四巻(角川文庫)→五巻(銀のさじシリーズ、図書館で借り)→六巻(銀のさじシリーズ購入)という状況に。六巻はもうすぐ書店に届く段階だが。最終的にはスニーカー文庫版に更新していって、統一するつもりだけど。