現在見られる「自然」の「不自然さ」について - Togetter

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 まあ、確かに日本の「自然環境」に人間の手が入りまくっているのは確かなんだけれど、だからこそ、日本列島が生物種のホットスポットになっている一面もあるわけで。火入れや草肥の採取で撹乱されまくったからこそ生き残った植物種が、現在、貧栄養環境の減少に伴って絶滅の危機にさらされていたり。人間の活動も「自然」の一部であることは忘れてはいけないと思う。
 あと、化石燃料と地下資源を大量に利用した段階とそれ以前の段階を分けて、工業化以前の人類活動を「自然」と分類するというのは、それなりに必然性のある分け方であると思う。工業化・産業革命はそれだけ大きな飛躍だったのではなかろうか。あと、都市のコンクリと金属に囲まれた環境からすると、圃場整理を行った後の水田でも自然っぽくはあるかもなあ。そういう環境にも、自然(人間の思うようにならないもの)は入り込んでくるわけで。あの黒いGとか、ネズミとか、ハトとか、カラスとか。


 歴史的にみると、16-18世紀って、全世界的に木質資源に依存した文明が成長の限界に突き当たるボトルネックの時代だったんじゃなかろうかと思う。