少子化はどれだけヤバいのか、数字でつかもう(駒崎弘樹) - BLOGOS(ブロゴス)

lite.blogos.com
 結婚と出産って、結局のところ、雇用問題なんだよな。安定的な生計基盤ができて、やっと結婚ができる。これは昔から変わらない。現在も、将来見込みが非常に悪い人間が結婚や出産をするわけがない。人口増加と市場社会は相性が非常に悪いんだよな。で、またぞろ、雇用の流動化なんぞという方向に進んでいるから、出産状況の改善は望めないと思う。まして、ボリュームゾーンたる第二次ベビーブーム世代が出産年齢を過ぎてしまったわけで、もう完璧に手遅れだろう。まあ、移民で埋めるしかないんじゃね。
 まあ、出生率を挙げるんだったら若年雇用の安定、高等教育の家計負担の軽減、戸籍制度の廃止、育児支援の充実あたりが必要だろうなあ。当該記事の各国の家族関係社会支出の比較を見ると、保育・就学前教育にリソースをつっこむのが効果的なのかね。