監物台植物園の保存車両

 監物台植物園の西端に小さなディーゼル車が保存されていた。前に行った時には気がつかなかったが、それなりに有名らしい。熊本営林局の内大臣森林鉄道で使われていたものなのだそうな。ハンドルはブレーキになっているらしい。











フロント部の説明

エンジン いすずDA120型 6気筒
ホイルベース 88.144cm
制動装置 ハンドルウォームギャー式
変速機 前進4段 後進4段
最高出力 150Ps
速度 最高20?/h
重量 4.8t
製作年月日 昭和36年5月19日


 この種の機関車は大正13年から昭和43年まで奥地の木材を運搬するために森林鉄道を走っていました。
 この機関車は昭和43年12月、森林鉄道の廃止で引退しました。九州では最後のものです。



銘板

 特許第199261号
野村式ディーゼル機関車
   株式会社
 土佐造船鉄工所車輛部
高知.製作1961年6月.NO.517



関連:
監物台の「土佐造船」。:編集長敬白アーカイブ
熊本城内の森林鉄道保存車両:九州ヘリテージ雑記帳