宇野朴人『天鏡のアルデラミン 3』

 泥沼の反乱鎮圧作戦から一転して、強力なアルデラ神軍の介入に対し、ごく少数の兵力で遅滞作戦を遂行することになる主人公たち。更に、ライバルとなる「不眠の輝将」が現れ、丁々発止の駆け引きを展開することになる。圧迫の中でボロボロになりながら闘い続ける状況がきつかったな。あと、イクタの周りに随分女性が増えてきたなあといった感じも。ヤトリとイクタの付き合いの深さは示唆されているし、他の女性陣が割り込むのは難しそうだけど。
 ライバル登場は、この手の戦記ものでは基本かね。むしろ、これまでが楽勝過ぎた感があるし。