川口士『千の魔剣と盾の乙女 5』

千の魔剣と盾の乙女5 (一迅社文庫)

千の魔剣と盾の乙女5 (一迅社文庫)

 前の巻で、ナギが使っていた魔槍を失ったため、この巻では代替の槍を入手すべく動く話。砂漠の真ん中にある廃都に隠されている太陽神の槍「光の槍(ブリューナク)」を入手する話。
 ナギがブリューナクを手に入れ、ロックが瘴気を操って装甲に変える技術を入手する。これで、一行の戦力が大きくアップしたな。金のトルク付きを、今回はあっさり撃破しているし。むしろバジリスクのほうがよっぽど苦戦している感じなのが。
 なんだかんだ言って、主人公たちはナックラヴィーの分身、フィンバラ、アヴァータと金のトルク付きを三匹屠っているんだよな。戦果だけなら、師匠のバルトゥータスより大きかったりしてな。あと、最初の方で魔剣を折る呪いがやばいという話をしていて、10巻までどうするのかと思ったら瘴気を消費して、呪いの効果を弱める方法を入手して凌いだのか。