「翠星のガルガンティア」第7話アニメ上映会:第7話「兵士のさだめ」

 物語が動き出したな。
 クジライカがヒディアーズであることが確定。レドがクジライカを殺せることが明らかになったことにより、ガルガンティア船団内に亀裂が入る。ラスト近くで、レドがエイミーを拒絶したシーンが印象的。更には船団長が大事な場面で倒れると。今まで六話かけて、和気あいあいとしたガルガンティア船団の社会を描き、レドとエイミーの関係を深めてきただけに、ここで走った亀裂が強調される感がある。みんなの表情が悪くなったあたりにも、顕著だが。
 しかしまあ、そこが話のキモなんだろうけど、人類銀河同盟とヒディアーズの戦争の原因って、なんなんだろうな。レドの「ヒディアーズ殲滅」という大義を一気にひっくり返すための設定なんだろうけどさ。
 地球人類の生存戦略が闘争にリソースをなるべく割かないという、人類銀河同盟の戦略とまったく逆の性格を持つのが興味深いな。あと、オルダム先生が船団長に「緑の多い本船に移って」というのは、ガルガンティア船団の外部に本部とでもいうような船団があるってことなのかね。単純に農業船に来いってことかもしれないが。
 つか、7話に至っても、ガルガンティア船団に人たちは、レドと彼が所属する人類銀河同盟がどんな社会かを理解していないんだな。このあたりのコミュニケーションの難しさみたいなのも興味深い。


 この前、公式に載った謎の海底遺跡がクジライカの本拠か。あと、ピニオンがベローズのブラジャーのひもをつかんで締め上げるシーンがあるけど、あれって、飛び出しそうだよなあ。チェインバーが出撃しようとするのを制止しようとリジットたちが拳銃を向けるシーンがあるけど、一気に消し去らないあたり、チェインバーさん丸くなったよね。
 そう言えば、この回ではレドは一度もスーツを脱いでいないけど、そのあたりもレドの意識が戦闘モードであるってことを示しているよなあ。