中村汀女句碑

 上江津湖の公園から健軍川を南に渡った遊歩道沿いに建っている。細かい場所が、結構あやしい。このあたりという目安程度に。この碑に関しては、写真のGPSデータも相当ずれている。




石碑正面

つつじ   汀女
 咲く
母の
 暮しに
 加はりし



石碑裏面

昭和卅五年春
    風花
     熊本支部



解説板

  つつじ咲く母の暮しに加はりし
 この句は、熊本市名誉市民中村汀女先生の
俳句集『都鳥』の中の帰郷十四句の一つで、
ふるさと江津湖への強い愛着をもち、
“母恋”の俳人といわれる汀女先生が生家で
ひとときの母との生活を共にする喜びを
詠った句である。
 平成九年に対岸にあった生家から移設したが、
このたび汀女先生生誕百年に因み整備を行った
ものである。
    平成十二年十月吉日
     熊本市・「草枕」全国俳句大会実行委員会