「創業200年「彦しゃん水車」:大津町 小麦、ソバ…昔ながらの製粉 今も:「味と香り格別」と好評」『熊日新聞』2012?

 大津町矢護川の「大村彦水車」は今年で創業200年。近くの川と水源から水路を引き、水車を動力にした小麦やソバの製粉を今も変わらず続けている。利用客には「味と香りが格別」と好評だ。
 地元の人たちから「彦しゃん水車」と呼ばれる製粉所は江戸時代の文化9(1812)年、大村彦次郎氏が創業。現在は6代目の彰一さん(51)ら家族5人で切り盛りする。
 製粉所内にある水車は木造で直径3.2メートル、5馬力。ベルトとシャフトで製粉機5台につながり、ひと月に小麦粉約2.5トンを作る。11-12月はソバの製粉も加わり大忙しだ。
 生協や菊池郡市の飲食店のほか県外からも利用があり「小麦本来の色と味、香りがある」と評判という。同町の国道57号線沿いにある道の駅大津のレストランでは、同水車の小麦粉を使った「田舎だご汁」が好評だ。
 「大村彦水車」では、今春から長男の達也さん(18)も後継者として作業に加わっている。彰一さんは「多くの方々が必要としてくれたからこそ生き残れた。これからも真面目に、おいしいものを作っていきたい」と話している。 (三國隆昌)

 現役の水車か。そういえば、大津で水車の跡を見たことがあるなあ。この水車はだいぶ、阿蘇の外輪山に入ったところにあるようだが。
単なる水車小屋じゃなかった! 彦しゃん水車 : 手のじ行くバイに内部の画像が。木組みとか、製粉機とか、いい雰囲気だなあ。