雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス14:スカーレット・オラトリオ』

 レイフォンが鈍感主人公から、ダメ主人公に転落した瞬間。
 シャンテの役割はメルニクスの力の保管かとか、レイフォンとデルクの親子対決とか。ナノセルロイドのドゥリンダナとの戦い。天剣の高齢者組が退場。
 なんというか、言うべき時に一言を言えなかったばかりに、運命が二人を分かつと。ちょっと前までは、押しも押されぬ大本命だった女性なのにな。よく考えると、こんなことがあったのに、24巻で天剣渡されて、そのまま使っているというのも、なんというかのんきすぎなんじゃ、レイフォン。
 あと、なんというか、「守ろうとする側」の傲慢ってのが鼻につくよなあ…