雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス21-22:ウィンター・フォール上下』

 決戦の一歩手前。動き出したレヴァンティン。グレンダンの地下にいるサヤを排除し、イグナシスを解放するために、侵攻する。次々と倒れる天剣授受者たち。グレンダンの地下で展開されるアルシェイラ、リンテンス、レイフォンとレヴァンティンの戦い。地上では、分体を天剣たちが抑える戦い。たっぷりとバトルが楽しめる。しかし、ここの巻での戦いが激しくて、ラストの大ボスが肩透かしになってしまっている感があるなあ。レヴァンティン戦の方がクライマックス感があった。
 ラストのレイフォンが天剣を受け取るのを拒否して、フェリが告白して、都市が次々と決戦の場に現れる展開が燃える。