書評:ミシンと日本の近代―消費者の創出 [著]アンドルー・ゴードン [訳]大島かおり - 渡辺靖(慶応大学教授・文化人類学) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

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 そうだな。一世代半くらい前あたりまでは、普通に洋裁できる女性が多い印象。それが服はファストファッションで、シーズンごとに買うものに代わっているんだから、時代の変遷の巨大なこと。
 シンガーの日本支店の従業員が流出し、国内メーカーに就職することでシステムが拡散したとか、ミシンが「大衆中流階級」形成の中核にあったとか。
 同様のテーマに、小泉和子の『洋裁の時代』があるな。